年一更新の贅沢な遊び

ぼんやり

開設して3年。ちっとも更新しないこのブログを、けれども手放すこともできず、野望・妄想ばかりが膨らんでの今日。書かないものだから、今ひとつ使い方もちゃんと理解しきれてないんだよなぁ。

一年更新の契約になっているので、年に一回、このブログを存続させるための支払いをしている。おおよそ、1万円也。と言うことは、現状一記事あたり1万円の経費がかかっていることになる。なんとも贅沢な遊びである。

特段デザインに凝りたいとか、アフィリエイトでバリバリ稼ぎたいとか、そういう嗜好もないのだから無料ブログで良かったんじゃないの? と3年の時を経て遠くの私がする問いかけに、無料ブログの五月蠅さの解決と覚悟を示したつもりだったんだよと今の私は返答を繰り返す。

口から出た言葉は誰かに聞かれない限り消えて無くなってしまう。いくら独言繰り返しても、ブログを残す意味はどこにも残らない。

口を動かしている暇があるなら、手を動かしな。ということで、もうなりふり構わず、ノートに書き付けるようになんでも書くことにする。

こういう宣言をすると、またぷっつり書かなくなることデジャヴのごとし。

大阪は中之島美術館で「テート美術館展 光」を観覧。ターナー「Sun setting over a lake」との再会が主目的で、近くで見ると何が描いてあるかさっぱりわからないのに、離れてぼんやり見ると陽が沈む湖だということが確かにわかる凄さに改めて感動する。

イベント事に参加するたびに、発起せねば! と勇ましく奮う気持ちは、いつも“奮い立つ”に一歩届かない。

何気なく撮った(一部除き撮影可だった)ウィリアム・ホルマン・ハント「無垢なる幼児たちの勝利」の聖家族のお母ちゃんの眼差が優しく、髪飾りの光沢が神々しくて、(自分に)素直に慎ましく貪欲に生きていこうと思った。

テート美術館展 光@大阪 中之島美術館よりウィリアム・ホルマン・ハント「無垢なる幼児たちの勝利」(部分)
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