人生を「完璧」なものにする

ぼんやり

過去を振り返って、これまでにしてきた選択を思い返すとどうしようも無い後悔に苛まれることがある。

この「どうしようも無い」というのは、文字通りのことで、思い悩んだところで過去を塗り替えることもできず、今から何か付け足すこともできない。

ある選択をした瞬間、その選択はその時思いつく中で最善手であったはずだ。主観的にも客観的にも感情的にも物理的にも経済的にもさまざまな要素で構成される日々の生活の中で、私たちはその一人一人にとっての最善手を選んで生活している。

しかし、その最善手も、時間を経るごとに最善手であるとは言いがたくなっていく。

選択した瞬間と、後から考える時とでは全く条件が異なるのに「もっと、こうできた」「ああすればよかった」と後悔することを選んでしまうのは人間の常である。

後からの後悔を重ねるごとに、選択した瞬間の最善手、ベストはどんどんベターに、どんどんどんどん質の悪いベターにと変容していく。あの瞬間にベストな選択をしたからこそ、今こうして思い返して反省できるという事実を差し置いて。

つまり、今の私たちが過去を振り返って後悔しなければ、人生は常に最善手だけで進めて来れたことになる。たらればで変えられるのは未来だけで、変えることのできない過去を肴にクダを撒くのはもうやめよう。

今ここで「二度と過去について後悔しない」という最善手を選べば、過去は全て最善手を選んだ、「完璧」な人生になる。そういう気持ちで次の選択へ向かえれば、未来は、人生は明るいものになる。

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